メッキング 皮膜

金メッキ・樹脂・プラメッキ・亜鉛メッキに。

メッキングは、メッキの美しさを長く保つためのメッキ保護剤です。主に自動車やバイクに使う人が多いですが、その他にも個人の用途によって様々な場所で活躍できる余地があります。

 

 

そしてこれを使用すると水や油、埃などの腐食要因を寄せ付けず、劣化を予防できるというメリットがあるのです。

 

 

実際にメッキングを使うと、まず粒子がメッキ表面にある無数の小さな穴に入り込み、ガラス被膜を作ります。

 

 

ガラス被膜を作ると酸素が遮断できるようになるのですが、この効果が水や油を弾くのに有効で、結果的に耐食性能の向上に繋がります。

 

 

同じような効果を持つものとしてはワックスやポリマーがありますが、もちろんこれらも保護をする上では十分な役割を果たします。

 

 

ただその更に上をいくのがメッキングで、ワックスやポリマーよりも優れた光沢と耐食性を実現できるのです。より高いクオリティで美しさを維持したいのであれば、迷う余地はないでしょう。

 

 

ですが使い方にはいくつかの注意点があり、1回の使用では完全な効果を得られません。

 

 

薄いガラス被膜を何重にも重ねることで、初めて真の効果を発揮できます。

 

 

よく1回だけの使用で終えてしまい、効果に不満を持つ人もいるのは残念なところです。

 

 

正しく重ねて塗布することを忘れず、定期的なメンテナンスも継続していけば、ほぼ永久的に腐食を防止できますので覚えておいてください。

 

 

また気軽に素人でも使えることは魅力ですが、あくまでも強力なプロ向けの薬品です。

 

 

ゴーグルをして目を守ったり、軍手をして手に付かないようにするなどの気配りも忘れてはいけません。

 

 

塗布後は24時間の放置が必要となるため、雨風を受けないように天気予報の事前確認は必須です。

 

 

晴れの日だけではなく、風がない日を選ぶことも大切な注意事項でしょう。

 

 

塗布時には、所謂虹ムラができることがあります。メッキングは5分から10分でもう硬化が始まるため、ムラのあるまま硬化すると仕上がりにかなりの差が生まれるはずです。

 

 

狭い範囲ずつで塗布してムラを確認し、都度見つかれば伸ばしていくやり方がおすすめです。

 

 

メッキの上の埃やゴミも、キレイに取っておきましょう。マイクロファイバーを使用したクロスを使えば、静電気によるしつこい付着に悩まず掃除ができます。糸くずが付くことがあるため、タオルなどは使わない方が賢明です。

 

 

メッキ保護剤は様々な種類がありますが、効果の高さだけならメッキングがトップクラスです。手入れの難しさに困っている人は、是非一度試しに買ってみてください。

従来製品に多い親水性ではないから耐水・耐油・耐塵性に優れています。

金属の被膜でコーティング処理が行われるメッキは、加工方法によっては錆びたり剥がれやすいといったトラブルがある場合があります。

 

 

メッキングは、薄くて耐久性に心配があるメッキも新品のようにピカピカにして、優れた耐腐蝕性も生み出すという特徴があるメッキ保護剤でケミカル保護被膜剤とも呼ばれます。

 

 

もともと、メッキの表面には非常に小さい穴が無数に空いているという性質があります。その無数の穴に汚れやほこり、水分が入り込むことでメッキがいたんだり錆が発生するというトラブルが発生します。

 

 

そのようなトラブルを防ぐためにも、メッキ保護剤を使用することで、メッキの上に耐久性のある被膜が作れるようになり、錆やいたみを防ぎより長く使用することが可能になります。

 

 

メッキングは、ガラス被膜を塗ることでメッキ自体を保護するため、ツヤのある綺麗な輝きに仕上げることができます。

 

 

メッキ保護剤の塗布方法は簡単で、ワックスを塗る感覚で塗り込むだけでメッキのツヤをよみがえらせることができます。

 

 

メッキ保護剤を使用する時の注意点として、ガラス被膜の効果を最大限に発揮するために、メッキ表面の汚れやゴミ、油分やワックスなどは、綺麗に取り除いてから作業を行います。

 

 

洗浄した場合は、よく乾燥させてからの方が効果が高いです。

 

 

メッキングは、揮発性や引火性といった性質を持つので、塗布作業中は換気を行いながらすることが大切です。

 

 

また、メッキングに水分やゴミなどの異物が入ってしまうと使用することが難しくなるので注意が必要です。

 

 

メッキ保護剤の耐久温度は、完全硬化すると200度まで可能なためバイクマフラーなどにも使用できますが、エキゾーストパイプの先端の15センチは開けて塗布する方が安全です。

 

 

塗布作業は、液体部分が蒸発して完全に固まると作業終了ですが、念のため3日から5日は乾燥させることをおすすめします。ただ、季節や環境によっては乾燥させる時間がもう少し長い方が良い場合もあります。

 

 

一般的に金属製品はしっかり磨くことで綺麗にできるといったイメージがありますが、メッキについては磨く作業ではなく保護をするイメージでお手入れをすることが大切です。

 

 

ワックスなどで磨いてしまうと、薬品中に含まれる研磨剤によってメッキが剥がれてしまい余計にいたんでしまうこともあります。

 

 

メッキングは、使用方法がワックスのように簡単なので、メッキのお手入れには効果的な薬品の一つといえます。