マイクロファイバー製クロス磨き

相性ばっちりの、メッキ皮膜に傷を付けないクロスも付属されています。

自動車やバイクには部品の保護や見た目を良くする目的として、クロームメッキが施されていることがある。

 

 

状態が良いと覗き込んだら周囲の景色が映るほどの美しさがあるが、湿気や埃に晒されるとやがて錆びてくるようになる。その錆びを抑えるために使用するのがメッキ保護剤であるメッキングで、定期的に使用すると高い性能が期待できる。

 

 

その働きは配合されている微粒子によるものが主で、錆びの原因となる水分や埃の代わりにメッキの表面にある小さな穴に入り込む。

 

 

さらに水分・油分・埃を寄せ付けない性質があるため、メッキが錆びにくくなるというわけである。

 

 

そんなメッキングを塗布するのは非常にシンプルで、10平方cmに1・2滴を目安として付属するクロスに含ませ、メッキが施されている部分に馴染ませていく。

 

 

そうすると硬化するため、そのまま水や付着しないような環境で24時間放置するだけである。パーツの扱いさえ上手にできれば、女性でも簡単に実践できるだろう。

 

 

ただシンプルな工程でありながらも、気を付けなければならないポイントがいくつかある。

 

 

まずは虹ムラの存在で、ただ塗布しただけでは鏡面の美しさは保てず、紫や青のグラデーションが残ってしまう。

 

 

それを避けるために、しっかりと馴染ませなければならない。メッキングが硬化を始めるのは最初の5分と非常に短いため、確認を怠ると虹ムラを残したままで完了しかねない。したがって塗布してから10分を目安に確認をした方が良いだろう。

 

 

また量が多すぎるのも、虹ムラを発生させやすい要因となり得る。高い保護効果を見込んで大量に使いたくなるかもしれないが、目安量は守らなければならない。

 

 

もし保護効果を高めたいのであれば重ね塗りを選択し、薄い層を少しずつ完成させる方法が推奨されている。

 

 

作業の際に使用するクロスは2枚付属するが、硬化の範囲はそちらにも及ぶ。

 

 

したがってやがて使い物にならなくなるため、別で用意する必要性が出てくるかもしれない。その際には同等のクロスを使用するべきだろう。

 

付属するものは、メガネ拭き寄りも性能が目が細かいことを覚えておいた方が良い。

 

 

さらにメッキングはあくまでも錆びを発生させない目的で使用するメッキ保護剤で、すでに発生している錆びを取り除くことはできない点も注意が必要である。

 

 

もし小さな規模でも錆があるのであれば、まずはそれを取り除くことから始めるべきだ。その際にはメッキングと組み合わせることを想定した、錆び取り剤を使用するのもひとつの選択肢となる。

埃と汚れを取り除きながら塗布できるクロス付き。

メッキングというのは、バイクや車のクロムメッキに薬剤を塗り込んで保護することです。ガラス皮膜の薬剤で水だけでなく、ホコリや油という腐食の原因から守ってくれるため、長い期間愛車をキレイに保ってくれます。

 

 

空気の乾燥した地域であればアルマイトメッキが劣化することはあまり考えられませんが、日本は四季があり高温多湿になりやすいため、どうしても劣化してシミのようなものができてしまいます。そのような悩みに対応するのが、メッキングというわけです。

 

 

クロムメッキはメッキの上からクロム皮膜を施しているため、確かにある程度劣化や美しい状態を保てますが、こまめなお手入れを怠ったり研磨剤の使用などによってどうしてもメッキがはがれてしまいます。

 

 

対してメッキングならば皮膜がガラスに近い性質のため、ワックスなどによるお手入れよりも腐食を防ぎ、光沢感も保ってくれるというのがメリットです。

 

 

メッキ保護剤を使用するときには、ただ塗り込めばよいというわけではないため、必ず取扱説明書を熟読してください。また塗布後は一定時間放置する必要があるため、風雨にさらされない場所で作業を行います。

 

 

効果を確実にするためには、メッキ保護剤を使用する箇所の汚れをキレイに拭き取っておきましょう。クロスが付属されていることがありますが、仕上げに使うためのものですので、拭き取りはほかのクロスで拭くようにします。

 

 

一般的なクロスはどうしても静電気が発生し逆にホコリなどを付着させることがあるため、できればマイクロファイバー製の静電気防止機能がついたものを使用してください。

 

 

汚れを拭き取ったらいよいよメッキ保護剤でメッキングを施していきますが、量は1・2滴にして鏡面部分に均等かつ迅速に塗り広げていきます。虹ムラが起こりやすいですし、硬化も非常に速いため厚塗りをせず、とにかく素早く薄く塗ることを意識しましょう。

 

 

塗り込んだ後はすぐに状態を確認して、虹ムラがあればすぐに再度メッキ保護剤を伸ばしてムラを防ぎます。全体にムラが残っていないことが確認出来たら、24時間放置すれば完了です。

 

 

一番注意しなけらばならないのは硬化の早さですので、とにかく素早く作業をすることを心がけます。硬化により容器に付着するとキャップが開かなくなることもあるため、すぐに保護剤を拭き取ってキャップを閉める、クロスに液がついた場合は破棄して使わないようにすることも大切です。

 

 

もしもサビがある場合には、メッキング前にサビ取りをしておくと効果的です。